究峰森泉

究峰森泉

第八節

◇コスモワン・サーガ◇


【第八節】

どえりゃー燃えとるにゃあ、わしんコスモ!(名古屋弁)


夢見がちな少年のようなセプターは、迷いの森と燃える町で、小さな光を見出した。
「歴史はやがて、これをごっつぁんゴールと呼ぶけれど……私にはそれだけが真実。」

こたびコスモワン・サーガにおいて語られるは、ビスティームとクアンゼの会戦で巻き起こった――幻のようなプチ奇跡。

☆戦績
 北へ      三位
 ビスティーム  一位
 クアンゼ    一位

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『北へ』

クリーチャー17
 クロックアウル2 スチームギア2 デコイ2 キメラ2 ケットシー2
 コンジャラー2 ソーサラー2 ボガート1 フェイト2
アイテム6
 カウンターアムル1 プリズムワンド1 プロテウスリング2
 ホーリーグレイル1 ライフジェム1
スペル27
 アップヒーバル2 インフルエンス1 エスケープ3 サプレッション2
 スパルトイ2 テレグノーシス1 ドレインマジック2 パーミッション3
 ピース3 プロフェシー2 マナ4 メズマライズ2

<ブック解説>
エスケープとパーミッション、クロックアウルで、南の城周辺をちょこちょこ周回しようという作戦。
このマップは領地能力を使う機会が比較的多い(?)ため、フェイトなども大いに役立ってくれます。
火属性でコンジャラーは必須ですね。
リコールが有効なのですが、ここではエスケープで代用。
とにかく配置重要です。なのでスパルトイも投入。

<試合内容>
ブックの狙いが非常によく機能しました(クロックアウルは別の意味で機能)。

対戦相手は、現金輸送型の001さん、火ブックでサブサイド等入ったきつねさん、高攻撃力火ブックのMineさん。なんと火三人かぶりです。

エスケープやスパルトイで、両エリアに連鎖を組んだ私。配置数で他を圧倒します。
しかし、土地上げミス。防具がない状態で思い切ってキメラのレベルを上げ、アイアン機能中のMineさんのバルキリー+エグゼクターであっさり落とされてしまいました。

そうした混乱の中、きつねさんがきっちりリード。
001さんのアーシェも切り抜け、猫を上げて達成。もう、このマップでは高レベル地ってなかなか落ちないです。
私も焦ってノーアイテムで上げなければ……ハァ
アーシェを意識しすぎたり投資を思い切りすぎたり、アンバランスなプレイングです。

001さんはアイアンアイドルで超高速周回。2Rで周回できちゃうんです。
ただ、バロメッツ等配置の時に周回軌道を逸れると、戻るのが大変ですけどね。

きつねさんのブックは非常にシンプルですが、メテオやサブサイドで相手を威嚇でき、
配置がうまくいけば安定する構造。
でもクリーチャー11枚ってのはなかなか真似できないよなぁ~
(プロフェシー4枚あるけど、それでも少ない)

上手く立ち回れば一位をとれるマップでした。

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『ビスティーム』

クリーチャー17
ジェイドアイドル3 グーバクイーン2 コアティ2 ストーンウォール2
ドリアード2 バジリスク1 バロメッツ1 マッドマン2 ラクサス2
アイテム5
アースアムル1 グレムリンアムル2 ホーリーグレイル2
スペル28
サプレッション2 ターンウォール2 テレグノーシス1 ドレインマジック1
ピース2 フォレストリープ1 フライ2 プロフェシー2 ヘイスト3 ボーテックス2 HWX4 マナ2 メズマライズ1 ランドトランス1
ワイルドグロース2

<ブック解説>
護符を意識してラクサス。
もう、安直に地属性でいいやと思いました。なんだかんだいってやっぱり強いし。
ストーンウォールは地味にダメージスペル対策にも。

グーバをまきちらし、ストーンウォール+ボーテックスを決めて守り抜く構え。
あとはジェイドで安定という寸法です。

<試合内容>
001さんが侵略型、松岡さんがスペルブック、いのくちさんがジェイド入りの水ブックです。しかもケルピー入り。
なんだかジェイドがよく機能しそう。

試合内容は組み合わせの妙、といった体で、私といのくちさんのマッチゲーム的な展開に。
それには、私が序盤、松岡さんにハードマークして出足を鈍らせていたこと、
いのくちさんが置いたジェイド下で二人とも土地を上げまくり、かつ大連鎖を組んだことがあります。
なかなか置けない001さん、そもそもあんまし置かない松岡さんが相手では、自明の流れかも。

いのくちさんは通行料を取られる際、ジェイドを手放して私を止めるという選択肢もありましたが、
結局自分も達成できそうだったので足勝負に持ち込まれました。

私のほうが半周ほど有利だったものの、いのくちさん大ダイスで追い上げ。
あわや、というところで私がHWXをドローし、達成することができました。
自分のジェイドを一枚も引かなかったので「人のジェイドに乗っかって」と文句を言われましたが、
まぁ結果オーライです。ほんとに、あんなにジェイド引かないと分かっていればもうすこし慎重なプレイングをせざるをえなかったし、そうすると楽に一位はとれなかったでしょう。

あと、足止め用のケルピースが地味に効きました。なぜか、周回のたびにケルピーの一歩前のショップに直止まり。それでマップ半周くらい遅れたような……

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『クアンゼ』

クリーチャー16
 ブラスアイドル3 ガーゴイル2 セージ1 ドラゴンゾンビ3 バジリスク2
 バロメッツ2 ヒュージスパイダー2 マミー1
アイテム6
 グレムリンアムル2 プリズムワンド2 ホーリーグレイル2
スペル28
 アースシェイカー1 アンチマジック2 エスケープ2 ドレインマジック2
 パーミッション4 ピース2 フライ2 プロフェシー2 HW0×1 マナ4
 メズマライズ1 メテオ1 ランドプロテクト1 ワイルドグロース3

<ブック解説>
火にしても水にしても属性ダメージスペルが怖い。
どうしようかな、と思ったので、バジリスクも使えて守り安心の地属性にすることに。天敵のダンピールもまずいませんからね。
そして城周辺の土地を固めて通行料をいただこうという作戦。
いつもの私っぽく強欲スタイル。

城周辺を固めるため、パーミッション4枚。
それでも足りないので、ブラスアイドルを入れてみました。
相手も伸びますが、たぶん火・水同士の属性スペルの打ち合いになり、結果自分が得をするだろうという狙い。
う~ん、ブラック・ストマック。

<試合内容>
 なんかダンピールいるんですけど。しかもサンダーストームまで。嘘でしょ

いのくちさんがまさかの風ブック。パウダーですよパウダー。なるほど、その手があったか!
世代さんは火、Mineさんは無属性。

世代さんがラントラで突っ走るものの、いのくちさんがまんべんなく入れた属性ダメージや、Mineさんや私のメテオでボコスカへこまされます。
私も必死に中央を周回するも、いのくちさんのサンダーストームにてんやわんや。
そんな中、一番順調なのはMineさん。
水領地が集中する西方面をほぼ一人で独占し、圧倒的有利な展開に。

しかし投資ミスや進行方向を誤り、私の高額地へ吸い込まれ、城周辺をずっとうろうろしていた私がゴール。


いつのまにか達成してました。テヘ。
他人のミスで勝てたに過ぎない、そのセプターは静かに語る。
「ごっつぁんゴールとは。ステルスなセプターにありえん展開が与えてくれる、勝利へのビックリ高架橋」


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